ふじわら陶房/陶芸

こんにちは。青森市の「ふじわら陶房」です。
陶芸教室を開きながら、夫婦で作った作品を
クラフトイベントなどで販売しています。


陶芸教室雑記 『年末の教室展』

ふじわら陶房では毎年年末くらいに教室展を開催しています。
その日は教室をお休みにして、この一年で生徒さん達が製作した作品を展示します。
どなたでも来て頂けますので、教室の様子を見てみたい、
生徒さんがどんな作品を作っているのか知りたいという方も大歓迎です。
来て下さった方には自分が好きだと思う作品に投票して頂いています。
のちに開票し、得票数が多かった生徒さんには粘土をプレゼント
の製作に使ってもらいます。
私達は来て下さった方に製作過程や苦労話などをお話ししたり
質問にお答えしながら教室展を楽しみます。
今年の教室展は12月15日(土)16日(日)の二日間です。
生徒さんの個性あふれる色んな作品が並びますので、ぜひ多くの方に見に来て頂きたいです。 (H30.11.18)


陶芸教室雑記 『青森県箸置き物語①』 

 りそうであまり無かった青森県の形をした箸置き。
私も青森県人としてのこだわりで、県の形をした小皿を作ったことも あったし、
今では色やデザインで青森を表現している。
2016年、東北六魂祭が青森市で開催された際、 クラフトフェアも同時開催され、出展参加できた。
県外からもお客様が来られるということで、手軽なお土産、記念品をと 思い、考えた結果、
「青森県箸置き」を製作。
色はトルコ色の一色のみ(私の中では青森の森や湖の色)。
驚いたことに、みなさんの反応が良いではないか!

少しずつ売れはじめ、お客様が口コミで広めて下さったこともあって、
六魂祭でだけの作品のつもりが今では人気の作品になった。
買って下さるほとんどのお客様は地元青森の方で、“地元愛”を強く感じた!涙…。
…次回は、色が増えた“一部の人だけが知るある秘密”を言っちゃいます。
(H30.6.23藤原誠)

陶芸教室雑記 『青森県箸置き物語②』
トルコ色一種類で始まった青森県箸置きが、なぜ現在の6色まで増えたのか。
る日の、本焼きの窯出しを張り切ってしていた。
うちの窯は上蓋式なので、組んだ棚を上からはずしていくことになる。
トルコ色は一番下の棚に置いてある。
さあ!この棚をよけるとトルコ色の箸置きがズラッと並んでいるぞ!…………え?なんで!?
トルコ色の青森県の隣に、の織部色の青森県が並んでいた。
目が点とはこんな感じか。   異変に気付いた奥さんが窯を覗き込んで笑った。
「間違えたねー」 釉薬を間違えて掛けてしまったのだ。
原因はすぐにわかった。 釉がけをしていた時、一人の生徒さんと一緒に作業していた。
生徒さんは織部釉を使っていた。
2つの釉薬は液体状では色がよく似ている。
釉薬のバケツが2つ並んでいればすぐに判別つくのだが、 作業したり片付けをしているうちに織部のバケツだけが側に残ってしまったのだ。
気づかなかった………。
ショックからなんとか切り返し、これはこれでいい色だと納得する。
直後に来た午前中の生徒さんは「緑も作ったんですか?」と褒めてくれたが、
もう面白くなっていて事の顛末を説明した。
2色展開で販売すると、リピートのお客様達が喜んで買ってくれた。
「次は何色ですか?」と多くのお客様が言って下さる。
こうして徐々に増えていくことになった。
全色コンプリートとかコレクションして下さるお客様が有り難く感謝している。
間違いから始まったが、「青森の〇〇の色」と定めるこだわりは守っている。
秋にはもうひとつ、新色を出そうと考えている。 (H30.7.23藤原誠)

陶芸教室雑記 『青森県箸置き物語③

6色の他に「レア色」を販売したことがある。
たくさんの箸置きを焼いた時、たまたま、炎の当たり具合や窯の中の状態で意図しないものが焼き上がった。
「白」「いちごみるく」「辰砂の赤」の3つ。
「辰砂の赤」緑の織部釉に含まれるが焼成の具合で変化したもの。
これは珍しくて良い色なので密かに販売しようと思っていた。
2つしかなく、2名のお客様が買って下さった。
本当にレアだったが、これは狙えば出せる色であった。
問題は「白」と「いちごみるく」である。
ピンク色の色が完全に飛んでしまった「白」と、まばらに飛んだ「いちごみるく」…。
失敗だった。自分のなかでは。
白くなってしまった部分にピンクの釉薬を乗せて再焼成したら成功するだろうか! ………しなかった。
釉薬二度掛けでもったり感が出て、箸を置く窪みも微妙な浅さになってしまった。
仕方ない、諦めた。諦めて、教室の隅に置いていた
そんなある日、教室の生徒さんが「これかわいい、いちごみるくみたい」とおっしゃった。
かくかくしかじか説明すると「もったいない!かわいいのに!」 「え?」と妻と困惑。
それでも失敗作なのでそのままそのままそのまま…。
するとまたある日、別な生徒さんが「これ欲しいです」とおっしゃる。
ホントに?いいの?」 夫婦で迷った末、おそ〜るおそる、全てを説明する覚悟でSNSで発信することにした。
「レア色あります。見たい方はお声がけ下さい。」
発信力の凄さに本当に驚いた。イベント開始直後に「レア色ありますか?」とお客様。
箱に入れてあるレア色を見せながら事の次第はきちんとお話しした。 早かったお客様が「辰砂の赤」を買って下さった。
その後も声をかけて下さる方が続き、途中で身内がまばらのピンクを
「いちごみるく」と命名してSNS発信
すると、「いちごみるくありますか?」の声がけがどんどん続く。
全てのお客様に色の理由をお話ししたが、失敗と捉える方が全くおらず、コレクションにレアを足すことが出来たと反応して下さる方がほとんどだった。
本当に驚いてありがたい出来事だった
レア色はイベント3つに出て完売した。相当量があった。
相当量があったからこそ捨てられずにいたものを、こうやって皆さんがきちんと作品として買って下さった。
一個一個に時間と工程がかかる青森県箸置き
どんな青森でも受け入れてくれる青森県民は最高だと思った。
お客様、ありがとう。 SNSで発信して下さるお客様、ありがとう
欲しいと思って下さる方に行き渡り、飽和状態になるまで、感謝の気持ちを込めて作り続けよう。
秋の新色は「白」だ!
レア色の「白」はもったり感のある「本当はピンク」だが、新色の「白」は箸を置く窪みもしっかりある「完全な白」だ!
秋から「青森の雪の白」を販売します! この「青森県箸置き物語」は今回で終了です。
ありがとうございました。 秋からもどうぞよろしくお願い致します。
(H30.8.27藤原誠)

生徒さんは随時募集、体験陶芸も出来ますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
ご注文・お問い合わせは、フェイスブックページのメッセージ
インスタグラムのダイレクトメッセージ
メール、お電話のいずれかでお願いいたします。

【ご注文・お問い合わせ】
メール  fujimei1006@yahoo.co.jp
電話 017-782-4067  青森市三内丸山175-2(年末年始休)


https://www.facebook.com/fujiwaratoubou

http://kodairoman.exblog.jp/

藤原誠・京子

    

 

ここからはcrafts-marcheからの質問です  

Q.現在の陶芸教室の状況を教えて下さい。初心者でもOKですか?
A.一度はやってみたいという方のために体験陶芸を行っています
   そこから教室へ入会される方もいます
   ほとんどの方が初心者で来ます
    安心して気楽に来て頂きたいです
   2016年から午前に加えて午後にも教室時間を設けました
   現在の生徒さん数は40名程ですが、100名まで増えたら嬉しいです。

 Q.ふじわら陶房の作品はどちらで購入できますか?
 A.主にクラフトイベントなどに出店した時にご購入頂いています
  常設の委託販売は青森市内に一ヵ所あります   
  2017年末から工房に陳列棚を設置しました
  事前にご連絡を頂ければ来て見て頂き、気に入ったものがあればご購入頂けます  
  最近では遠方のかたが私達のSNSで作品を見てご注文頂くことも増えてきました
  発送とお振込という形で個々に対応させて頂いております。

Q.よく出店されるクラフト市があれば教えて下さい。
A.「A-line」「時の市」は第一回目から続けて出店させて頂いています
   青森市内のイベントがほとんどですが、いずれも選考があるので毎回緊張します
   これからは市外や県外にも挑戦して行きたいと考えています。 

Q.この先の夢や展望を教えて下さい。
A.県内外の作家さんとたくさんコミュニケーションをとり
   作品をもっと広めていく路を見つけたいです
   常設販売できる場も確保したいですし
   その場のつながりから実際に作る楽しさも広めていきたいです。

 crafts-marcheより
 誠さん、京子さん Q&Aご回答ありがとうございました 
 ふじわら陶房の作品を見てると作品の良さもさることながら、
作品にお二人の人柄や夫婦仲の良さが反映されてるようで

 ニヤッとしてしまいます 
 お二人には末永く作陶を続けてもらい、これからも理想の逸品を作り出して欲しいです 
 私も、ふじわら陶房の作品を使ってるファンとして、新作も楽しみにしてます!
 

 

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