雪も降り仕事も少し暇になったので以前から作りたかった自分用のがま口式口金の革リユックを製作しました
勿論、自分で使い込んでアタリを見て直すところは直して売り物にしたいと思ってます
とりあえずはプロトタイプといえばカッコいいですが、
まあ試作品の出来上がりまでの色々をば
こちらが完成品です
24㎝のカシメ留め式のがま口金具を使ってます
金具色はこの銀色とアンティック色がありますが
今回はこの銀色で金具色を統一して
革色は紺色の渋鞣し牛革
革は店の在庫革から選ぶので選択肢は
白・黒・サドルレザー(ベージュ色)・紺・赤・緑・茶・キャメル
といったところでしたが、あまり目立つ色は照れるので
黒か紺か迷ったが紺色の革に決定!
左の写真が最初の出来上がり
前ポケットに長財布が入るようにファスナー付けて
マチ付きで作りました
が! なんか気に食わない
ポケットの口も微妙に水平がズレてる
(仕付け時に少し歪んだようだ)
なにより地味だ、なんか普通~な感じ
ってことで前ポケを取り外して どうしようかと自分の中で練って揉む・・
ここで最小からの工程をば説明
頭の中でイメージが固まってからです
左の写真は最初の工程で型紙を起こしてから
不織布で型にしてみてる所
いきなり革で作って失敗すると材料が無駄になるので
んでもって型に納得出来たら革に型をあててカット
革は元々は生き物なので部分によって伸び方や密度
傷やしわ等に気を付けながらパーツに割り当ててていく
前ポケットに最近お気に入りのシロナガスクジラのシルクスクリーンを印刷するところ
専用インクを刷り込んで型からインクが落ちていく
綺麗に革にシルク印刷できました
さて、先に言った少し曲がった最初の前ポケットを思い切ってばらして
さあ、どうするか・・・
思い切って波の形を切り込んで
下から白革をのぞかせて波にすると 我ながら良い感じ~♪
持ち手も本体に直付けして
最初の地味さは無くなって面白くなった感じがします
シルク型にはアクリルカラーで水しぶきも足しました
やはり持ち手があると便利です
肩紐は15mm幅の革を裏合わせで重ねて縫ってます
少し男性用としては細目ですが これくらいの方が
しゅっとしてて自分的には好みです
冬ごもり中にじっくりと、定番商品になるように
もう少し細かい所を詰めてみたいと思います
前ポケット部分の意匠も何パターンか用意したいですね
金具はカシメで革に留めてるので重いものを入れても丈夫です
もし、金具が壊れても交換可能です
売り物として出来上がりましたらSNS等でお知らせいたします
乞うご期待~
by CANOE